VAIO PCV-J12で遊ぶ 〜CPU換装篇〜
先日始めた旧型メーカーPCを用いたキャプチャマシンの作成ですが、用途は画像取り込みだけですが折角なのでCPUの換装もやってみました。まぁ、かなり今更なマシンで今更なCPUの換装という、今更なネタでありますが(苦笑)。
オリジナルのVAIO PCV-J12のCPUは、ソケット370のCeleron700MHz(カッパーマイン・コア。以下「河童」)です。CPUの換装については、
1.同じ河童コアのPentiumIIIに換装する
2.一世代新しいテュアラティン・コア(以下「鱈」)のCPUに換装する
1については、河童コアのCeleronは二次キャッシュが同じ河童コアのPen3の半分しかなく(Pen3が256K、セレは128K)、レイテンシも意図的に高くしている(つまり遅い)というハンデがありますので、Pen3に換装することで性能の向上は図られる筈です。この差が実際の使い勝手にどの程度影響しているか(体感できるか)が問題ですね。
2については、河童>鱈への変換ゲタを利用することによって可能です。ネット上での先達の方々の実績では、鱈コアのCeleron 1.4MHz装着まで確認することができました。理論上、PentiumIII-S 1.4MHzも乗ると思うのですが、とにかくここらへんがCPU換装としての上限でしょう。
河童と鱈コアの相違ですが、鱈はFSBが133MHzとなり、プロセスルールの変更(180nm→130nm)により動作電圧が低下しました。このため基本的に互換性は無くなり、変換ゲタが必要となるわけです。なお、二次キャッシュは鱈PenIII-Sが512K、Celeronは256Kとなりましたが、後で出た無印PenIIIは256Kに戻されたため、鱈コアでは無印PenIIIとCeleronとの性能差が大してなく、河童から鱈への換装では『鱈セレ』って単語で通じるくらいCeleronが人気でしたね。
さて、現状私は河童コアのPen3 850MHzと鱈コアのPen3 1.2GHzをストックしています。鱈コアへの換装は、倍近くの動作クロックと二次キャッシュということで飛躍的な性能向上が得られると思われますが、残念ながら変換ゲタは持っていません。
ついでにTDP(熱設計電力)は、河童コアの850MHzで22.5Wですが、鱈コアの1.2GHzは29.9Wあり、CPUがファンレスであるVAIOのPCV-J12に於いては、鱈コアでの運用には発熱という点で懸念が残ります。(因みに、オリジナルのセレロン700MHzは18.3W)
こうした点と、実際の利用目的(キャプチャするだけ)を勘案すると、変換ゲタ購入や冷却への考慮といった投資をして無理に性能向上を図るより、ポン付けできる河童Pen3 850MHzの利用が性能・発熱で一番バランスがいいんじゃないかと思われます。
んー、ホントは鱈コアに換装して、どれくらい性能が上がるかを試してみたかったんですけどねぇ。恐らく、検索等でこちらに来られた方々もそーいうのを期待されたと思われるので申し訳ない限り^^;
CPU交換の際は電源を外す必要があります。サイドカバーと共用の背面ネジを外せば、あとはビス留めされてませんので、手前に引き出せば簡単に外せます。

電源を取り外した状態。ご覧の通り、CPUはヒートシンクのみで電源の排気ファンによってヒートシンクの熱を排出している仕様となっております。
ファンレスの運用です。CPUの取り外しは、まず先にヒートシンクを外しますが、ソケット370のリテンションはかなり外しにくいものが多く、無理するとマザーボード側のツメを折ってしまうことがありますので十分気をつけましょう。

CPU表面に表記されたスペック。上が交換前のCeleronのもので、汚い切り貼りになりますが下が交換後のPentiumIIIのものです。表記は動作クロック/二次キャッシュ/FSB/動作電圧の順になりますが、よく見るとPen3の動作電圧が1.75Vと高くなっています。
おかしいな・・・と思い、インテルのサイトにある「Processor Spec Finder」のページで確認してみたところ、私のPen3はステッピングが後期のもの(Dステッピング)のようで、一般的に広まっているスペックより動作電圧もTDPも高い仕様らしいです。う〜ん、こういうこともあんのね、、、
動作電圧が異なるせいか分かりませんが、交換後の一発目起動でブルースクリーンが出てフリーズしてしまいました。一回BIOSメニューに入りなおして再起動して以降は一度も固まることはなく、問題なく使用できています。
さて、Celeron700MHzからPentiumIII 850MHzへの換装による効果・影響を確認してみましょう。まずは定番のSuperPI(104万桁計算)ですが、
Celeron700MHz・・・・4分16秒
Pentium3 850MHz・・3分07秒
1分程度の短縮ということで、まぁ予想通りの結果(効果)でした。
クリスタルマークの結果は以下の通り。(クリックで大きい画像を表示します)
ご覧の通り、こちらも想定の範疇であり、目を見張るような変化はありません。グラフィックボードが入った環境であれば、マルチメディア関連の性能向上がもちっと計測できたのではと思いますが、純正の状態であればまぁこんな程度の比較しかできんでしょうな。
動作時の温度も計測してみました。上がCeleron700MHzで下がPen3 850MHzの結果。SuperPIの104万桁計算の直後の結果で、VGAの温度は実際はノースチップで、CASEはキャプチャボードのチップの温度です。


グラフィック処理を多用するような状態であればノースの温度がもっと上がるかと思いましたが、実際はSuperPI実行時よりも低かったです。
とにかく、いずれも大した差はありませんねぇ。う〜ん、ここまで試すんなら、やっぱり鱈コアに換装してテストしてみたいなぁ。特にCPUの温度がファンレスでここまで安定しているとなると、1GHzオーバーでもファンレス運用できるんじゃないかなぁと期待しちゃいますからねぇ。
結論としては、私のように元々CPUを所持しているならともかく、新たに買ってきてまで交換する必要はないんじゃないかねぇってところですか。まぁ使い方によっては、僅かであってもシビアにスペック向上を要求することもあるでしょうし、最近はソケ370のCPUなら(置いてる店があればの話ですが)捨て値で手に入るので、遊びで換装するのもアリでしょうね。(但し、FSB100MHzの河童コアのPen3 1GHzあたりは、まだそこそこの値段で取引されているようです)
とにかく、あんまり参考にならない記事でスミマセン^^;
【関連リンク(本ブログ内)】
VAIO PCV-J12で遊ぶ 〜導入篇〜
オリジナルのVAIO PCV-J12のCPUは、ソケット370のCeleron700MHz(カッパーマイン・コア。以下「河童」)です。CPUの換装については、
1.同じ河童コアのPentiumIIIに換装する
2.一世代新しいテュアラティン・コア(以下「鱈」)のCPUに換装する
1については、河童コアのCeleronは二次キャッシュが同じ河童コアのPen3の半分しかなく(Pen3が256K、セレは128K)、レイテンシも意図的に高くしている(つまり遅い)というハンデがありますので、Pen3に換装することで性能の向上は図られる筈です。この差が実際の使い勝手にどの程度影響しているか(体感できるか)が問題ですね。
2については、河童>鱈への変換ゲタを利用することによって可能です。ネット上での先達の方々の実績では、鱈コアのCeleron 1.4MHz装着まで確認することができました。理論上、PentiumIII-S 1.4MHzも乗ると思うのですが、とにかくここらへんがCPU換装としての上限でしょう。
河童と鱈コアの相違ですが、鱈はFSBが133MHzとなり、プロセスルールの変更(180nm→130nm)により動作電圧が低下しました。このため基本的に互換性は無くなり、変換ゲタが必要となるわけです。なお、二次キャッシュは鱈PenIII-Sが512K、Celeronは256Kとなりましたが、後で出た無印PenIIIは256Kに戻されたため、鱈コアでは無印PenIIIとCeleronとの性能差が大してなく、河童から鱈への換装では『鱈セレ』って単語で通じるくらいCeleronが人気でしたね。
さて、現状私は河童コアのPen3 850MHzと鱈コアのPen3 1.2GHzをストックしています。鱈コアへの換装は、倍近くの動作クロックと二次キャッシュということで飛躍的な性能向上が得られると思われますが、残念ながら変換ゲタは持っていません。
ついでにTDP(熱設計電力)は、河童コアの850MHzで22.5Wですが、鱈コアの1.2GHzは29.9Wあり、CPUがファンレスであるVAIOのPCV-J12に於いては、鱈コアでの運用には発熱という点で懸念が残ります。(因みに、オリジナルのセレロン700MHzは18.3W)
こうした点と、実際の利用目的(キャプチャするだけ)を勘案すると、変換ゲタ購入や冷却への考慮といった投資をして無理に性能向上を図るより、ポン付けできる河童Pen3 850MHzの利用が性能・発熱で一番バランスがいいんじゃないかと思われます。
んー、ホントは鱈コアに換装して、どれくらい性能が上がるかを試してみたかったんですけどねぇ。恐らく、検索等でこちらに来られた方々もそーいうのを期待されたと思われるので申し訳ない限り^^;
CPU交換の際は電源を外す必要があります。サイドカバーと共用の背面ネジを外せば、あとはビス留めされてませんので、手前に引き出せば簡単に外せます。

電源を取り外した状態。ご覧の通り、CPUはヒートシンクのみで電源の排気ファンによってヒートシンクの熱を排出している仕様となっております。
ファンレスの運用です。CPUの取り外しは、まず先にヒートシンクを外しますが、ソケット370のリテンションはかなり外しにくいものが多く、無理するとマザーボード側のツメを折ってしまうことがありますので十分気をつけましょう。

CPU表面に表記されたスペック。上が交換前のCeleronのもので、汚い切り貼りになりますが下が交換後のPentiumIIIのものです。表記は動作クロック/二次キャッシュ/FSB/動作電圧の順になりますが、よく見るとPen3の動作電圧が1.75Vと高くなっています。
おかしいな・・・と思い、インテルのサイトにある「Processor Spec Finder」のページで確認してみたところ、私のPen3はステッピングが後期のもの(Dステッピング)のようで、一般的に広まっているスペックより動作電圧もTDPも高い仕様らしいです。う〜ん、こういうこともあんのね、、、
動作電圧が異なるせいか分かりませんが、交換後の一発目起動でブルースクリーンが出てフリーズしてしまいました。一回BIOSメニューに入りなおして再起動して以降は一度も固まることはなく、問題なく使用できています。
さて、Celeron700MHzからPentiumIII 850MHzへの換装による効果・影響を確認してみましょう。まずは定番のSuperPI(104万桁計算)ですが、
Celeron700MHz・・・・4分16秒
Pentium3 850MHz・・3分07秒
1分程度の短縮ということで、まぁ予想通りの結果(効果)でした。
クリスタルマークの結果は以下の通り。(クリックで大きい画像を表示します)
ご覧の通り、こちらも想定の範疇であり、目を見張るような変化はありません。グラフィックボードが入った環境であれば、マルチメディア関連の性能向上がもちっと計測できたのではと思いますが、純正の状態であればまぁこんな程度の比較しかできんでしょうな。
動作時の温度も計測してみました。上がCeleron700MHzで下がPen3 850MHzの結果。SuperPIの104万桁計算の直後の結果で、VGAの温度は実際はノースチップで、CASEはキャプチャボードのチップの温度です。


グラフィック処理を多用するような状態であればノースの温度がもっと上がるかと思いましたが、実際はSuperPI実行時よりも低かったです。
とにかく、いずれも大した差はありませんねぇ。う〜ん、ここまで試すんなら、やっぱり鱈コアに換装してテストしてみたいなぁ。特にCPUの温度がファンレスでここまで安定しているとなると、1GHzオーバーでもファンレス運用できるんじゃないかなぁと期待しちゃいますからねぇ。
結論としては、私のように元々CPUを所持しているならともかく、新たに買ってきてまで交換する必要はないんじゃないかねぇってところですか。まぁ使い方によっては、僅かであってもシビアにスペック向上を要求することもあるでしょうし、最近はソケ370のCPUなら(置いてる店があればの話ですが)捨て値で手に入るので、遊びで換装するのもアリでしょうね。(但し、FSB100MHzの河童コアのPen3 1GHzあたりは、まだそこそこの値段で取引されているようです)
とにかく、あんまり参考にならない記事でスミマセン^^;
【関連リンク(本ブログ内)】
VAIO PCV-J12で遊ぶ 〜導入篇〜



















