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選択肢の多い幸せ ~「もやしもん」を読んで~

 かなり今更ながらですが、景勝から借りてコミックスの「もやしもん」を読みました。コミックスの他、アニメや果ては実写化までされた作品なので、ご存知の方も多いかと思います。
 ご存じない方は盲目的に信じちゃいけないWikiを参考にしていただくとして、私自身読んでみて思ったのですが、この作品は一体どういうジャンルに属するんでしょうかねぇ。なんというか「動物のお医者さん」と「げんしけん」を足して2で割ったようなと言うべきか・・・あ、だから景勝はハマったのか?(苦笑)

 飲兵衛には読んで楽しい作品ですね。いろいろある菌に関する細かいウンチクは、正直結構飛ばして読んだんですけど、やはり私はビールが好きなんでしょう、地ビールを題材にした8巻はじっくり時間かけて読んでしまいました。
 というのも、この巻での主人公とも言える武藤が抱いていた「地ビールに対する偏見」に結構近い考えを私も持っていたんですよね。作中では、地ビールを食わず嫌いで否定していた武藤が考えを改めるに至ったのですが、しかし巻頭で武藤が長くも滔々と述べていた地ビール批判も、一方で正論だと思えるんです。多分アレは作者の意見の一つでしょう。そうでなければ、あそこまでページを割いてあしざまには言えないです。

 しかし、それでも作者は優しい結論を出しています。それはこの巻での「更に多くの楽しみを選べる。これって素敵なことじゃない?」という樹教授のセリフに凝縮されてます。8巻のストーリー展開は「美味しんぼ」的な流れですが、アレみたいに作者の主観で白黒つけるのではなく、各々が自分の好きなモノを「楽しむ」ことを結論としているのがとてもいいです。
 例えば、他の巻でグルタミン酸ナトリウム(=味の素)をはじめとした化学調味料をブッ込んだ鍋が美味くて、結局全部平らげたってネタの話もありました。この作品の良いところは、自然の素晴らしさを説く一方で『文明を享受していながら文明を頭ごなしに否定することの愚かさ』にも触れているところですね。どっかの環境団体やどっかの社民党や週刊金曜日な連中にも読ませたいですな。
 日本の良さとして、作者は上述したような「選択肢が多いことの素晴らしさ」ということを一貫して主張しています。これは、ありそうでいて今まで全く無かった、そして久々に無条件で賛同したくなる主張です。


 そうした食や菌のウンチクも面白いのですが、それを巡る人間模様も面白いです。ゲコで味オンチの景勝がハマった理由が今でも分からないのですが(苦笑)、面白い作品をありがとう。


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PCやクルマ等のイジり、それにビールと深夜徘徊を愛する。酸いも甘いも辛いも何でも食うロクでなし。

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