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信州日帰り散歩(その2) ~木曽森林鉄道訪問~

 その1からの続き。

 塩尻での撮影を終えて、国道19号で上松町まで向かいます。
 目当ての木曽森林鉄道は、かつて中央本線の上松駅を起点(=木材の集積地)として栄えていました。終戦後、森林鉄道はものすごい勢いで全国各地に敷設されたのですが、昭和39年の木材輸入全面自由化により急激に日本の林業は衰退し、同時に森林鉄道が一気に滅ぶこととなりました。
 確かに戦後復興での資材需要に対する乱伐という側面もありましたので、こうした無軌道な状況を思い起こすと、当時の林業自由化については一概に悪いとも言えない部分はあるかもしれません。旧国鉄士幌線は材木輸送を担っていたローカル線でしたが、その終着駅である十勝三股駅跡の周囲だけは今だに丸坊主で驚きます。
 ただ、そうした環境問題による是非とは関係なく、林業自由化による影響力(破壊力と言って良いでしょう)の凄さは、とてつもないものでした。森林鉄道が一気に壊滅した事実を知る年寄り鉄ヲタは、実は一番身にしみているかもしれません(苦笑)。だもんで、「TPPで農業が壊滅する」という説は、私にとっては大袈裟なプロバガンダでも何でもなく、極めて現実的な話に思えてしまうわけです。

 おっと、こんな微妙な話をするつもりじゃなかったんだ^^;
 上松駅から国道19号線を離れ、赤沢自然休養林へ向かいます。このルートはかつての森林鉄道の軌道跡も一部利用した道路であります。



 上松から赤沢自然休養林までの道々には、かつての森林鉄道の遺構がポロポロが残っています。なんつーか、これだけでもワクワクしてしまうんですよね^^;
 約20分ほど走って到着。保養林の駐車場に森林鉄道の乗り場があります。列車は日中30分毎に出ており、ここで800円也の体験乗車券(ヒノキの木片の券!)を購入して乗車します。



 客車は窓なしオープンデッキの遊園地列車ライクなもので、正直個人的にはあまり情緒を感じないのですが、窓が開かない列車ばかりの昨今、子供には大いにウケるでしょうね。多分、私も子供の頃に乗ったなら狂喜乱舞したに違いありません。
 そして何より、空気の美味しい森林の中をぬってノンビリ走るナローゲージってだけで興奮します(笑)。



 終着駅にて。
 オッサン鉄にとっては、客車よりも先頭で引っ張るこの小型DLに魂を奪われまくりです。当然、私は現役時代の森林鉄道をナマで見たことなどありませんが、小学校に入る前に「こどものくに」だったかな? とにかく幼児向けの「乗り物の本」で木曽森林の写真を見て以来、幼稚園児にして軽便鉄道ファンだったという業の深い人間なのです(笑)。



 体験乗車券では、終着駅までと、そこからの折り返し列車しか乗れません。一列車見送って、30分後の次の列車には乗れないという決まりになっています。撮影を優先するために、私は往路のみ乗車し、復路は放棄しました。
(出発駅までは歩いて戻れる距離です^^;)



 終着駅からは更に先にも軌道が残っており、小型ディーゼル機関車と貨車が2両、それと画像の客車が留置保存されています。後で聞いたところ、こちらも運行できるように手を加えているのだとか(エンジンは掛かるがクラッチが損傷しているとのこと)。
 それにしても、この二軸のマッチ箱のような客車が素敵すぎ。PEN E-P3のセピアフィルターで撮影してみました^^;



 先述の通り、終着駅から起点駅までは川沿いの整備された散歩道を歩いて帰れます。線路に沿った道ですので、歩く道すがら色々と撮影しました。結局4列車くらい撮影したかな?



 警報機も遮断機もない踏み切りから撮影(笑)。
 子供の頃は、レールが敷かれている道を見ただけでワクワクしたものです。あの頃の自分がこんな場所に立ったら、どれだけ喜んだだろうなぁ・・・
 「森林浴」をウリにするだけの、有り余る豊かな自然もあることですし、お子様がいらっしゃる方々は是非連れていってあげて欲しい場所ですね。


(注意)
赤沢自然休養林は今年の開園、および森林鉄道の営業を終了しています。
来年は月下旬以降の再開となる模様です。詳細は下記オフィシャルサイトを元に情報収集してください。
オフィシャルサイト:http://www.town.agematsu.nagano.jp/kankou/akasawa/akasawa.html
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Author:猫提督
PCやクルマ等のイジり、それにビールと深夜徘徊を愛する。酸いも甘いも辛いも何でも食うロクでなし。

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