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寝台特急「日本海」乗車記 <後篇>

前篇からのつづき

 前日22時前に早々に寝台に入って眠りについたわけですが、呑んだ上に普段からトイレが近くなってきたオッサンなので、夜中に2度トイレに行くハメになりました。
 二度目の時は、もう秋田で降りるお客さんを車掌さんが起こしに廻っていた5時過ぎだったので、4分停車する秋田でホームに降りてみようと思い、浴衣から私服に着替えたのですが、秋田に到着する前の羽後亀田駅の手前の線路上で止まってしまいました。
 ずっと起きていた景勝によると、新津発車までは定時運行だったらしいのですが、実は余目を過ぎるあたりから雪がかなりヒドくなって徐行や一時停止を繰り返すようになり、約20分程度は既に遅れが出ていたようです。この羽後亀田駅手前で、とうとう完全停車に。停車当初は外は真っ暗だったのですが、次第に夜が明けてきました。思えば、これが全ての始まりだったわけで、、、



 びょおおおぉぉぉぉ! シベリアか!?って言いたくなるような吹雪状態^^;
 明るくなって、本来秋田に到着する時刻を過ぎたあたりで、ようやく車内アナウンスがありました。なんでも羽後亀田駅構内のポイントが雪のため動かなくなったのだとか。現在係員が復旧作業をしてます・・・とのこと。ご苦労様です。。。



 本来東能代を過ぎている筈の6時40分頃に運転再開。ポイントは復旧しましたが、ここから18キロは海沿いで強風のため、速度規制して走行せねばならないとのこと。画像では分かりにくいですが、確かに海はエラい勢いで荒れてます。



 沿線にあった風車も景気良く回ってます。
 こんなにグルングルン回ってるのは初めて見ましたね^^;

 

 古い国鉄車輌の悲しさよ。折り戸に隙間があって、デッキに雪の吹き溜まりができてました。
 (これはまだマシな時の状態ですけどね^^;)
 #景勝が撮影した画像をもらいました。ありがとうございます。こりゃヒドいや^^;

 とまぁ、トロッコ列車並のスピードでの減速運転もあったため、結果的に秋田駅には7時40分頃に到着。実に2時間10分程度の延着で、既に特急券の払い戻しのアナウンスもなされました(2時間以上の延着で払い戻しとなります)。
 通常は9時前の青森到着ということで、当初は青森で朝ご飯とするつもりでしたが、これだけ遅延しているとなると昼前になる可能性が大です。遅延しているので、秋田駅での停車時間はほぼ無しになるはずですが、食糧難を解決すべく、バクチでホームに降りました。



 駅弁ゲット! イェア!
 「日本海」の秋田到着時刻は本来5時32分で、普段この時間に駅弁売ってるかは不明なのですが、後に来る「あけぼの」の到着時には販売していることを知っていたので、無理矢理特攻したわけです。ホームの売り子さんも車掌さんの目の前で販売していましたので、比較的安心して購入できました。

 

 左が比内地鶏こだわり鶏弁当(950円也)で平蔵ちんと私が、右が特製牛めし(900円也)で景勝とNZ嬢がそれぞれ頂きました。あのクソ寒いホームで、しかも列車が延着したわけですから、残念ながら当然の如くあったかご飯というわけには参りません。
 しかし、冷めても比較的美味しいのが駅弁のいいところですね。何より遅延で朝食が何も無い空間に於ては、駅弁の箱は神々しくすら見えました(笑)。駅弁を購入したのは私も含めて4組程度ということで、選ばれし者の優越感を味わいつつ、停車時間が長引かないよう気遣って断念し斃れたであろう他の乗客の皆様へ感謝を込めて、ありがたく頂きました。ウマー!

 とまぁ秋田からは美味しく駅弁をいただきながら車窓を眺めていたわけですが、大久保駅でまたもポイント不転のトラブル発生。いい感じでどんどん遅延を重ねつつも、青森県に入って弘前まで到達したのですが、とうとう「運転をしばらく見合わせます」とのアナウンスが入りました。なんでも、弘前の先の北常盤駅近辺で、上りの特急列車が雪で立ち往生しているのだとか(;´Д`)ドンダケー

 となると、今度は駅構内で撮影大会になるわけです(笑)。
 ご他聞に漏れず、私も機関車の前に行って見たのですが、、、



 ええええええええぇぇぇぇぇぇぇ(;´Д`)
 まるでパイを投げつけられた顔面のようでござる。



 テールも見事に雪まみれでした。



 ご覧の通り、弘前の時点で約2時間50分の遅れとなりました。
 日本海は今晩の運行がある関係から、意地でも青森まで運行すると思われますが、奥羽本線の各駅列車はこの時点で既に運休が決まっていました。このため、特急券を持たない各駅列車の乗客も、日本海にタダで乗って良いという措置がとられました。
 私たちは、青森で朝ご飯を食べてから五所川原に向かって津軽鉄道のストーブ列車に乗る予定だったため、終点青森まで行くことを断念し、弘前から五能線で五所川原に向かおうかと検討したのですが、五能線も運休が決まったため、ストーブ列車とNZ嬢希望の斜陽館(太宰治記念館)は諦めて、日本海で終点まで乗ることとしました。

 遅れに遅れた日本海は、何とか11時前後に弘前駅を出発。ここからは順調に・・・と思っていたところ、2つ先の川部という駅でまたも停車。車内アナウンスによると、除雪に手間取っている模様です。
 午後の行程を諦めたので、まぁ仕方ねーやなと寝台で雑談していたところ、とうとう「運転再開まで時間がかかると思われます。ドアを開放しますので食事等の買い物をして頂いて結構です」などというアナウンスが流れるじゃないですか!
 実は私、過去に一度五能線への乗り換えでホームに降りたことがあるので知っていますが、川部駅はホームに自販機しかない駅ですよ。ココで買い物に行っていいとまで言うってのは、改札を出て駅前まで行って下さいってことであり、客がそんなアナーキーな行動を取ってもいいってことは、つまり運転再開の見込みは限りなく低くなったということに他なりません(笑)。



 となると、カメラ小僧のみならず一般乗客も含め、またも大撮影大会ですよ(笑)。
 予定が滅茶苦茶になり、半ばヤケで乗客みんなが楽しんでいるという、一種独特の雰囲気がありましたね^^;



 時間は丁度12時を過ぎたところでしたので、食料調達も兼ねて川部駅を降りて駅前を散策。と言っても、タクシー会社と駅前旅館が2軒、そしてこの酒屋さんくらいしか店はありません(笑)。酒屋の看板ですが、実際はかつて良く見られた「なんでも屋さん」です。地方小都市ではまだ現役なんですね。



 多くの日本海の乗客でごった返す、川部駅前の「工藤キミ商店」さんの店内。おそらくいつもはのどかであろうお店が、突然行列のできる人気店に(笑)。お店の人もさぞかし驚かれたことと思います^^;
 弁当類は置いてなく、数少ないパンは全て乗客に略奪されました(いや、ちゃんと買ってます^^;)。そうなるとアンタ、買うものはこれしかないでがしょ!



 はいはい、真っ昼間からの雪見酒なんざぁ洒落てるじゃぁありませんか♪
 とままぁシャレのつもりでビールを買ってきたのですが、雪見酒をしているところでアナウンスが。とうとうJRが代行バスの手配をしたとのことで、列車の運転再開は少なくとも17時以降になるとのこと(笑)
 まぁどうせ午後の予定は全てツブれたんだから、列車でゆっくりすべぇとなり、、、



 ビール増えてるし(笑)。
 しかし、車内は暖房がエラく効いていて、半袖になるくらい暑い状態です。テーブルにビールを置くと、アッという間にヌルくなってしまいますので、、、



 プラットホーム上の雪を冷蔵庫代わりに(笑)。
 この時点で大体のお客さんは代行バスに乗り換えていまして、NZ嬢が今日中に帰ることから私達も一旦代行バスに乗ろうかと思ったのですが、グズグズしているうちに最後の代行バスが出てしまいましたとさ^^;;;

 もうこうなると、あとは野となれ山となれという状況ですので、いい感じで酔っ払い、どうせ運転再開は17時以降ですから、浴衣に着替えてもう一眠りしてやろうかと思いました。



 取り敢えず記念撮影。浴衣姿で列車外に出ることはご遠慮ください。
 つーか、マイナス6℃の状況でこういう馬鹿なことはしちゃいけません。真似しないように(しねーよ^^;)。


 さて、馬鹿なネタもしたことだし、シーツを再セットして眠るべ・・・と上段寝台で横になったところで、車内アナウンスが流れました。いわく「本列車は当駅で運転打ち切りとなりました。代行バスにお乗換えください


 ・・・浴衣に着替えたばかりなのにぃ!



 冷したばかりのビールを抱えてバスに乗車。シクシクシク、、、
 代行バスは日本海と同じく新青森経由で青森駅まで行きます。取り敢えず終点の青森まで向かい、朝逃したホタテフライ定食を頂いて、土産物を買ってから新青森に戻ろうという段取りとしました。



 16時35分頃、ようやく青森駅到着。青森は遠かった・・・ぼくたち23時間かけてココまで来ました(苦笑)。

 食事や土産物購入の前に、新青森に戻る時間を調べておくことに・・・って、オイッ! 新青森方面の案内が「運休」となっているではないかツ!! 新青森駅で新幹線に乗る人(身内にも約1名)はどうすんだヨ!
 駅員に尋ねたところ、隣のたった一駅までなのに、こちらも代行バスを出すのだとか。ところが出るのが30分後の17時20分頃とのことで、NZ嬢の新幹線の時間が18時14分ということで、ご飯を食べるにも土産物をゆっくり選ぶにも中途半端な時間になってしまいます。



 仕方が無いので、万全を期してタクシーで新青森まで移動。うわー、最初からココで降りりゃ良かった。最後の最後までネタになりまくりでやんすよ(´・ω・`)

 というわけで、NZ嬢とは新青森でお別れ。ご飯は駅弁買込みとし、土産物買って軽くお茶して、18時14分の「はやぶさ6号」でNZ嬢は一足先に東京に帰りました。
 残りの3名は、少し足を延ばして函館まで行って参ります。もちろん、これはプランナーたる私の欲望を実現させたワケでありまして・・・(笑)。

函館延長戦につづく、、、
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Comment

ひとまずお疲れ様でした^^;

この時期の日本海縦貫線におけるリスキーな部分がモロに出てしまいましたな(´Д`;)
まぁウヤられるよりは大いにマシでしょうが…
あけぼの、カシオペアと過去2回大雪による運休を1日差で回避している私が同行していれば、或いは…と思いましたが、別の理由で遅延や打ち切りを食らっていた可能性も(ry
やはり冬の時期は、安定した運行と言う面では東北本線を経由するカシオペアと北斗星に分がありますかね。最もどちらも寝台券の確保自体が難しいですけど^^;

それにしても途中下車して駅前の売店凸とは…
あの忌まわしいレッドアロー幽閉事件を思い出してしまいます(爆

ま、今回の借りは何とか今年中に北斗星で返しましょうぞ(`・ω・´)ゞ

毎回コレで疲れます^^;

北陸と同様ですが、3月ダイヤ改正でdisというケースが多いので、
葬式乗りすると必然的に雪の季節となりますね(´-`)。o○
今回も、翌日はウヤとなりました。一応、1日差で回避ということでしたね^^;

因みに、今の時期は日本海に集中しているらしく、カシオペアはともかく、北斗星は
結構取り易い状況と聞きました。
さすがに連発は辛いですけど、確かに今年中に借りは返したいですね!(・∀・)

No title

こんなミラクルな楽しみ方があるっていうだけで、充分にサプライズ領域を越えていますw( ̄▽ ̄;)w 在来線ならではの融通の良さも散見されましたね(^^) 高速鉄道だったら、単なる拉致監禁状態になりますよ(=⌒▽⌒=) きっと一生の思い出になりますね♪

ミラクル嬉しくねェェw

すっかり不幸キャラが定着してしまいました(;´Д`)
積雪による「駅での列車停止」だったお陰で、別でレスしました通り列車内は快適な状態(むしろ暑いくらい)でしたが、これが積雪・架線切断で走行中に送電停止とかになったらエラいことでしたよ。

まぁ、ツイてない時に妙なツキがあるというのも、私のヘンテコな特技ですが^^;
そして、コレくらいネタがあると、仰るとおり一生の思い出でもあります τ( ´ー`)υ
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猫提督

Author:猫提督
PCやクルマ等のイジり、それにビールと深夜徘徊を愛する。酸いも甘いも辛いも何でも食うロクでなし。

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